※この記事は2018年11月24日に加筆・修正しました。
幕張新都心に出来る新たな街『幕張ベイパーク(MAKUHARI BAY-PARK)』の開発が進行しています。
『幕張ベイパーク』は幕張新都心の『若葉住宅地区』に作られる新たな『街』となります。この記事では『若葉住宅地区・幕張ベイパーク』の開発が行われるまでの流れと、実際に足を運んだ際の現地の様子のレポートをお届けしたいと思います。
初めに『幕張ベイパーク』のこれまでの流れを簡単におさらい
開発中の『幕張ベイパーク』および、その開発が行われている土地である『若葉住宅地区』について、これまでの流れを簡単に振り返りたいと思います。
『若葉住宅地区・幕張ベイパーク』の所在地は?
住所は『千葉県千葉市美浜区若葉』となります。JR京葉線 海浜幕張駅から徒歩約15分の辺りに位置し、周辺には「幕張総合高校」や「幕張インターナショナルスクール」などの教育施設や、「幕張海浜公園」や「若葉3丁目公園」などの公園、京葉線の線路を挟んだ向かい側にはヨーロッパ風のデザインの街並みが特徴的な「幕張ベイタウン」などが隣接しています。
当初は『文教地区』として開発がスタート
この地域は元々は幕張新都心の『文教地区』として開発が進められ、教育機関や研究所の誘致が想定されていました。当初は「早稲田大学」の誘致が本命視され、大学の幕張キャンパスが構えられる可能性がありましたが、実現に至らず、以後は未利用地として長らく残されたままとなっていました。
『文教地区』未利用地の開発方針を見直し
土地を管理している千葉県は、2008年4月に『文教地区』の未利用の土地利用を見直して、「輝く人と街並みが融合する国際性豊かな街づくり」を基本理念に『文教地区未利用地マスタープラン』を策定します。『マスタープラン』では、文教機能をベースに居住機能等を導入し、新たに『街』としての土地利用を行うこととしました。
2010年7月に、マスタープランで策定された居住地の名称を『若葉住宅地区』とし、2014年7月にはマスタープランの名称を『幕張新都心若葉住宅地区・文教地区未利用地マスタープラン』へと変更が行われました。
『若葉住宅地区・幕張ベイパーク』開発へ
2015年7月に『若葉住宅地区』の街づくりを行う事業者について「三井不動産レジデンシャル」「野村不動産」「三菱地所レジデンス」など、不動産会社7社による共同事業となる事が決定します。
街作りのデザインには全米一住みたい街と言われる「ポートランド」をモデルとして、2016年11月に最初の区画の建設が始まり、総面積17.5ha、計画戸数約4,500戸、計画居住人口10,000人、8区画に6棟のタワーマンションを中心としたオフィス・商業等の複合機能を備えた『幕張ベイパーク』の開発が本格的に始動して行くことになりました。
その他のトピックス
■ドローン宅配
特徴的な街の機能として、小型無人航空機の『ドローン』による「宅配」や「セキュリティ」のサービスが行われる予定です。「宅配」は東京湾臨海エリアにある物流倉庫から、海上および花見川の河川上を経由し『幕張ベイパーク』に運ばれてくる想定のようです。
■ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA(ゾゾパーク)
サッカー日本代表などで活躍する「本田圭佑」選手が運営する、サッカー・フットボールの運動施設「ZOZOPARK」がエリア内にあります。こちらは2015年12月より営業中です。
■「イオン」プロデュースのスーパーマーケットが開業予定
地域内の商業地区には「イオン」プロデュースにより、スーパーマーケット・飲食店・専門店の開業が決定しています。こちらは2019年4月OPEN予定とのことです。
2018年5月中旬の『幕張ベイパーク』の様子
それでは実際に、開発が行われている『幕張ベイパーク』周辺に行った際ので、現地の様子を簡単にレポートしたいと思います。
『幕張ベイパーク』はいくつかの街区に分かれていますが、その内の『B-7街区』『B-2街区』にて工事が行われているようでした。
『B-7街区』の様子
こちらは『B-7街区』に建設中のタワーマンションです。最近まで空き地だったような気がしましたが、これだけ大きな建物ができていて中々壮観です。少し周囲を観察してみましょう。
「首都圏最大級プロジェクト 幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス モデルルーム公開中」と大きな掲載されています。近くにモデルルームもあるようです。
「建築計画のお知らせ」が掲載されています。地上37階建て、完成予定は2019年4月下旬とのことです。
マンションの広告が貼られています。
こちらも同様に広告が貼られています。
『B-7街区』のマンションは、既にタワーと認識できるくらい大きな外観になっています。上層部にはクレーンが立っており現在も少しずつ上へ伸びて行っているようです。
『B-2街区』の様子
次に『B-2街区』の方を見てみることにします。『B-7街区』のすぐ隣を見ると、なにやら工事が行われているようです。
街区の周囲をパーティションで囲っています。
工事用の出入り口です。中を見た感じでは建物らしき物はまだ無いようです。
中央にある公園から見た様子です。工事用車両のクレーンが沢山立っているのが確認できます。すぐ隣の『B-7街区』とは違い、『B-2街区』のタワーマンションはまだ姿を表していないようです。
「建築計画のお知らせ」が掲載されています。地上48階建て、完成予定は2021年4月下旬とのことです。
おまけ その他周囲の様子
まだ空き地となっている『B-5街区』越しに見た『幕張ベイパーク』です。まるで草原の中にビル群があるような風景です。
こちらもまだ空き地の『B-3街区』『B-4街区』付近を写した様子です。奥の方には『幕張ベイタウン』のマンション群が見えます。
空き地越しの風景は、開発が始まるまでの今限定ですので、数年後の風景は大きく変わっていることと思います。
『B-7街区』タワーマンションの隣の敷地には、モデルルームの建屋がありました。
近くには駐車場もあるようですので、車での来場も可能です。『幕張ベイパーク』に住みたい場合は、こういった施設を活用することになります。
2018年11月中旬頃の様子
『B-7街区』の様子
『B-7街区』を久々に見てみると、
数ヶ月前にはまだしっかり形になっていなかった、低層の建物が姿を現しています。
また、以前は板のパーティションで敷地が仕切られていましたが、網のフェンスに置き換わっていました。工事もだいぶ終盤に差し掛かっているのかもしれません。
少し遠くから、高層マンションの方も見てみると、以前よりも、さらに上に伸びていました。
上部にクレーンが無いので、最上階の高さに達しているのかもしれません。
『B-2街区』の様子
『B-2街区』を見てみると、まだ建物の姿は無いようです。
敷地内にはクレーンがあるので、引き続き建設工事が進行中のようです。
仕切りの側面には、「最大級、最高峰を、幕張に。」と書かれた、新たな広告が貼られています。
イメージ絵図としてはこの辺りから綺麗に見えるサンセットの風景が描かれていますね。
『幕張ベイパーク』の開発は今後も続く
『幕張ベイパーク』の開発はまだまだ始まったばかりで、今後10年以上をかけて開発を進行していくようです。これからも街の発展に注目です。
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