webメディア等にて、下記の話題が届けられています。
モノレール延伸計画の中止を発表。私が当選し、前市政が推進していた計画を凍結して10年。この間、財政再建が進み、中立的立場から事業を再検証した結果、当時試算:乗客数8,770人に対して再検証結果3,200人、費用便益比は3.57⇒0.87と大幅に低下。中止が妥当と判断しました。https://t.co/5TGgkYGBQi
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) September 4, 2019
千葉市は4日、千葉都市モノレールの延伸計画について中止すると正式に発表した。市は2018年夏から事業化の可否を判断するため再検証を進めてきたが、複数の延伸計画について採算性が低いと判断した。市民の足として定着するモノレールだが、巨額の事業費が伴う延伸には否定的な見方も多かった。
『千葉都市モノレール』は、
千葉市内にある、
「千葉みなと駅~県庁前駅」と「千葉駅~千城台駅」
を運行する「モノレール」の路線となっています。
当路線に関しては、長らく延伸の計画があり、
今回、2017年より調査していた、
「県庁前駅~市立青葉病院」と、
「穴川駅~JR稲毛駅・稲毛海岸駅」
に関する延伸を中止とする事が、
千葉市より正式に発表されました。
「千葉都市モノレール」は、
千葉県・千葉市などの共同出資の元、
1988年より順次開通し、
その後も、千葉市が延伸計画を検討していましたが、
利用者の伸び悩みで損失などが膨らみ、
2009年に財政再建のため
初当選した熊谷俊人市長より延伸計画の凍結が行われます。
その後、市財政の改善を果たしたことで、
改めて延伸の可否を判断するため、
2ルートについての検証作業に着手し、
投資額を上回る効果が出せないと言う結果の元、
千葉市は延伸中止の最終判断に至りました。
それだけ延ばせば当然便利ですよね。穴川~稲毛海岸まで延伸するのに約500億円です。幕張新都心まで延伸すれば、いくらかかるでしょうか。100%費用便益は1を切るでしょう。 https://t.co/PyUk2IFRfC
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) September 4, 2019
ちなみに、今回の件とは関係ありませんが、
昭和51年に策定された
「モノレールマスタープラン」の延伸計画の中には、
幕張新都心方面への延伸というのも存在しており、
それに関連したと思われる質問が上記のように行われていますが、
市長より、延伸に関しては現実的ではないという旨の見解がされています。