この記事では、幕張の風景としても身近な河川である、
『浜田川 (はまだがわ)』の
流域を散歩した際の様子をご紹介しようと思います。
『浜田川』については、
幕張町や幕張本郷の間を抜け、幕張新都心に流れると言う、
まさに”幕張”の地域を横断する河川となっていますが、
どこから流れてきているのか、周辺はどう言う風景なのか、
その辺りを確認するため、
今回、河口から上流に向かって遡ってきましたので、
その際の様子のレポートしたいと思います。
一般的にははあまり馴染みが無い川かと思いますが、
幕張新都心、特に、ZOZOマリンスタジアムや幕張メッセの横に流れている河川と言えば、
野球観戦やイベントなどで訪れた事のある方はピンとくるかもしれません。
以下より、『浜田川』遡り散歩の様子を簡単にレポートして行こうと思いますが、
少し長くなりそうですので、何回かに分けてお届けしようと考えています。
それでは、まず始めに、
河口である「ZOZOマリンスタジアム」周辺よりスタートしたいと思います。
もくじ
アクセス 浜田川(河口付近)
周辺マップ
アクセス
【鉄道】
・JR京葉線「海浜幕張駅」より徒歩約20分
『浜田川』散策 ZOZOマリンスタジアム横~
『浜田川』河口付近よりスタートしようと思います。
場所としては、ZOZOマリンスタジアムのすぐ横辺りとなっており、
上の写真の対岸には、千葉ロッテの屋内練習場の建物が見えています。
これより、河川の上流に向かってみようと思います。
陸側を進むと、大通りと立体交差するトンネルがあります。
幕張新都心内の「浜田川」の両岸は、
「浜田川緑地」という緑地帯があり、
一定の区間は側道が整備されています。
また上の写真のように、
この区間は車道と立体交差していますので、
散策しやすくなっています。
沿道は緑地のスペースが取られており、大きな木なども植えられています。
また、幅員はやや狭めですが、上の写真のように遊歩道がしばらく続きます。
合間から浜田川を確認することが出来ます。
上の写真の奥に見えるのは、幕張メッセと大型駐車場を繋ぐ歩道橋となっています。
イベント利用時に利用される方も多いと思いますが、
通路の距離が長めなのは、大通りに加え、
流れている川を横断するからだったりします。
この辺りの浜田川は河口に近いと言うこともあってか、
川幅が結構広めになっています。
少し進むと今度は、京葉線の高架橋が見えてきました。
京葉線自体は多くの区間で高架なので、
ついでに川も横断していると言った感じです。
近くには大型ショッピング施設の「イオンモール幕張新都心」があります。
対岸には幕張新都心のビル群なども見えます。
また、川面をよく見ると、この辺りは小型の船が停泊しているようです。
少し進むと、高架橋がたくさん架かっている区間に差し掛かります。
実に6本もの高架橋が架かっていますが、
これは、東関東自動車道の上下2本に加え、
国道357号線の上下4本という、中々の設備となっています。
明るい時間帯ですが、周囲はなんとなく暗めな感じになっています。
少し進むと、ややのどかな感じになってきます。
この周辺は、教育施設の神田外語大学などが立地している地域となっています。
川面を見ると、この辺りも先ほどと同様に、小型の船がたくさん停泊しているようです。
少し進んだ先で、遊歩道の区間が終了しています。
ZOZOマリンから神田外語大学周辺までとなっており、
いわゆる「幕張新都心」内の区間には、
こうした浜田川の側道が整備されていることになります。
これより先は一般道に出て、川を遡ってみることにします。
川に掛かる道路の上より見た、浜田川の様子です。
ここがどの辺りなのか、一旦地図で見てみましょう。
先ほどの写真は、水路が丁度クロスしている辺りの様子となっています。
ちなみに、この浜田川に対して横に掘られている水路は
『浜田川横水路』と言うそうで、
イトーヨーカドー幕張店の辺りから、幕張西の地区の辺りまで続いています。
浜田川を遡るには、この横水路を越える必要がありますので、近くにある橋を渡ります。
進行方向の右側を少し進むと、
横水路に掛かる歩道橋がありますので、ここを渡ります。
歩道橋を渡り、浜田川の方へ戻ります。
上の写真の場所からしばらく行くと、国道14号線に突き当たりますが、
それまで区間は川沿いに歩道があるようです。
この周辺の浜田川の様子です。
護岸はコンクリートの壁で切り立った感じです。
川の周囲にはマンションや戸建て住宅などがある、
住宅街となっています。
川を覗くと、少し干潟のようなスペースがあり、
水鳥などが止まっています。
これより先には、
国道14号線と突き当たりますが、
道路とアンダーパスする歩道があるようですので、
ここを渡ります。
『浜田川』散策 国道14号線周辺~
国道14号線の下を通ります。
車で通るだけだと気づきづらいですが、
こういった通路が整備されていたりします。
一旦国道沿いの歩道に出てみましょう。
写真の奥には家具店の「ニトリ」などが見えます。
この辺りを地図で確認してみます。
国道14号線と浜田川が交差している場所の付近となります。
国道沿いから川の陸側を見た様子です。
ZOZOマリンスタジアムからこの周辺までは埋め立てで造成された区間でしたが、
この辺りから先は、旧来の陸地の区間となっています。
そのためなのか、浜田川も今までより川幅がやや狭くなってきました。
さらにその先に進んでみます。
『浜田川』散策 旧道周辺~
しばらく進むと、旧道との交差点付近に出ました。
近くにはシーサイドバスの「下八坂橋」停留所があります。
コンビニの「セブンイレブン」もあります。
コンビニと川の間に路地がありますので、
そちらを進んで行こうと思います。
旧道に架かる下八坂橋の上から、川を見た様子です。
ちなみにこの先にも、
上八坂橋、中八坂橋、
などの橋がいくつか架けられているようです。
周辺は住宅街となり、
道路は路地のような感じで、山のような森のような箇所も現れ、
河口付近と比べると、風景も大分変わってきました。
上の写真をよくよく見ると、
川の先がトンネルとなっており、
暗渠となっているようです。
そのまま川沿いの路地を進んでみようと思います。
砂利の道になっている区間もあります。
先を進んでいくと、やや開けた所に出ました。
地面はコンクリートとなっており、
先ほどの暗渠の上の辺りのようです。
しばらくは明らかに暗渠と思われるスペースが続きます。
進んでいくと、なにやら電車の姿が見えてきました。
これは、京成線・JR総武線や、
幕張車両センターの鉄道施設の敷地となっていますが、
どうやら、その下に暗渠となった浜田川が流れているみたいです。
先に進むには鉄道を越える必要がありますが、
近くに陸橋があるようですので、そちらに向かいます。
暗渠の右側の道路を進みます。
少し進むと、陸橋があるので渡ります。
近くには宝幢寺というお寺があります。
陸橋の上から幕張新都心方面を見た様子です。
眺望のきく高さがあり、見晴らしがとても良いです。
奥の方には新都心のビル群が見えます。
路線内を見てみます。
この辺りは「幕張車両センター」という鉄道の施設があります。
改めて地図を確認してみます。路線に跨がる陸橋の上となります。
さらに浜田川を遡るため、
内陸側へ向かいます。そのまま進んで陸橋を下ります。
『浜田川』散策 幕張車両センター周辺~
陸橋を下って行くと、
地形的に谷のようになっている場所に出ます。
左側は幕張本郷の高台、右奥には馬加城跡にあるマンションなどが見えます。
暗渠が続きますが、しばらく進むと川が姿を現します。
オフロードですが、河川の岸に側道があるので進みます。
後ろを振り返ると、幕張車両センターが見上げる位置にあるのが確認できます。
下方はトンネルとなっており、浜田川が車両センターの下を流れているのが分かります。
さらに浜田川を遡ります。
植物が生い茂る箇所も増え、さらにのどかな雰囲気に。
幕張本郷の台地の下辺りです。
この時点では途切れていますが、幕張本郷松波線が通る予定の付近です。
しばらく進むと、
河川が二股に分かれている箇所に出ます。
浜田川は本流に加えて、途中に支流からの合流があります。
上記の写真で言うと、左側が京成大久保方面の支流、
右側が実籾方面の本流となっています。
地図で言うと上記の辺りです。
なお、二股の突端には、「幕張2丁目はな公園」が、
その先には「パサール幕張」などがあります。
以下は、このまま実籾方面の本線側を進んで行きます。
向かって左側はパサール幕張、右側は住宅街となっています。
近くにはパサール幕張(上り線)に入れる通用口があり、
この辺りの河川の側道は、車道になっている箇所もあります。
その先を進むと、流路の一部がトンネルになっています。
ここには京葉道路が通っており、浜田川はその下を通っているようです。
少し迂回する形となりますが、道なりに進むと、
京葉道路を潜るトンネルがありますので、散策の際はこちらを通ります。
その先に、浜田川の姿がありました。
上流方面です。
側道は草木が生い茂って通行が難しそうなので、
少し迂回しようと思います。
車道を道なりに進みます。
周辺は、畑がある他、
建設、産廃処理などの業者が立地しているようです。
なお、先の交差点を左折すると、
京葉道路のパーキングエリアである、
「パサール幕張(下り線)」の通用口があります。
高速道路の利用者ではなくても、徒歩で入れますので、
散策の休憩場所としても利用できます。
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※この記事の様子は、2018年・2020年頃のものとなります。