千葉市長の熊谷氏は、千葉市の小中学校のエアコン設置に関する表明をtwitter上で行っています。
千葉市の全市立小中学校の普通教室にエアコンを設置するための関連費用を9月議会に提案します。全166校に設置する大規模事業となるため、工事業者の確保等の観点から工期は複数年になりますが、少なくとも小学校は再来年の夏までに全校設置できるよう、コスト・期間ともに優れた方法を検討します。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2018年8月23日
現時点では整備に66億円、ランニングコスト年2億円と試算していますので、財源の確保が必要です。国の補助は満額付いても実質6分の1程度であり、補助制度の見直しを求めていくほか、議会と相談の上で既存事業の見直しで一部をねん出することで将来世代の負債軽減を図っていきたいと考えています。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2018年8月23日
また、エアコン整備以外の対策として、学校においてスポーツドリンク(希釈したもの)、保冷剤等を9月中に全校配置するほか、学校教材の持ち帰りを最小限化し、児童生徒の登下校の負担を軽減する等の対策を取ることも市教委より各学校に伝達することとします。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2018年8月23日
よって、上記の通り、2020年の夏までに、千葉市の小中学校の教室にエアコンが設置される方向で進められるとのことです。
また、直近では、学校にスポーツドリンクや保冷剤を配置するなども行われるようです。
ちなみに、このエアコン設置の件は、ここに至るまでの前提となる事柄がいくつかあり、
・近年、夏の酷暑が続いていること
・愛知県で校外学習後に児童が熱中症で亡くなった事故が起こったこと
などがあり、教育現場について世間の関心が高まって行ったところ、
・千葉市の普通教室のエアコン設置率は0パーセント
・つけない理由は、老朽化の校舎の改修が優先で、予算がないため
・しかし、近隣の、市川市、船橋市、等はエアコン設置率 100%
という点が指摘され、一時期twitter上などでは、非難などが殺到する、いわゆる”炎上”状態となっていたようです。
財源について大丈夫なのかはやや気になりますが、国からの補助金と、千葉市の既存事業の見直しで、一部が捻出されるとのことです。