千葉市が3月に実施予定としていた「シェアサイクル」の実証実験がいよいよ始まります。
これは、JR千葉駅を中心とするエリアと、海浜幕張駅を中心とするエリアで実施され、自転車の空き状況の確認や料金の決済などはスマホの活用を想定したものとなります。
シェアサイクルについては過去にも幕張新都心エリアで導入を試みていますが、自転車の故障や遠方での乗り捨てなどが頻発して1年余りで撤退しているため、今回は再挑戦という形になっています。
千葉市シェアサイクル実証実験を開始します~3月26日から千葉都心及び幕張新都心でシェアサイクルが走り出します!~(PDF:279KB)
実施期間は2018年3月26日~2019年9月末が予定されています。千葉・海浜幕張の両エリアとも駅から概ね2kmの範囲で実施されます。
千葉エリアは千葉駅の東口・西口・北口や、千葉みなと駅、中央区役所などにシェアサイクルステーションが設置されます。自転車の台数は60台が投入されるとのことです。
幕張新都心エリアでは海浜幕張駅の北口・南口や、幕張ベイタウン、ZOZOマリンスタジアム前に設置されます。投入台数は50台とのこと。
シェアサイクルの運営については、Open Street(オープンストリート)株式会社という、ソフトバンクグループの業者が行うようです。IT系企業と言うこともあってか、スマホを使ったシステムを活用した一体的な運営が特徴です。
利用方法はスマートフォンなどで事前に利用登録し、利用したいステーションの自転車を予約の上、現地のステーションで予め発行された予約番号を端末に入力して利用を開始します。
提供される自転車は電動アシスト付自転車で、利用料金は15分ごと60円、1日最大1000円という設定です。
海浜幕張駅前の様子を見てみると、新たにシェアサイクルステーションが設置されているのが確認できます。
シネプレックス幕張などが入居するメッセアミューズモールの前にステーションが設置されています。
こちらは少し分かりづらいですが、プレナ幕張前の遊歩道の階段の下に設置されています。
幕張新都心では、駅からベイタウン・ZOZOマリンそれぞれにステーションが置かれていますので、通勤・通学・ちょっとしたお買い物の足としての利用や、プロ野球の試合を気軽に見に行く際の活用などが想定されているのかもしれませんね。